住宅雑感 4
はいた~い! 「ちゅう うがなびら。」
今回のテーマは、家のつくり。 といっても色々あるので今日は構造体のことについて。
昨年、3月11日 東北大震災でたくさんの家屋が津波で流されてしまいました。沖縄とちがって本土の住宅は木造が多いですね。木造はとても健康的で気持ちの良いイメージがありますが、丸ごと流されていくのをみると “ 自然の力には勝てない!! ”という事を痛感させられます。
「形あるものは、いつか、必ず壊れる!」
コンクリート造、木造、鉄骨造 構造体はいろいろありますが、それぞれ メリット、デメリットな面があり、どれが一番とは言えないと思います。 「郷に入らずんば、郷に従え!」で、その土地の環境に合わせて考えるのがベストのような気がします。例えば、沖縄ではコンクリート造が多いですが、木造にした場合、風土的にシロアリの心配、高い湿度、台風大雨時の雨漏りなどに対するメンテナンスが大変だと聞いています。鉄骨造でも錆止めをしっかりやらないと海風でやられる事もあります。 鉄筋コンクリートもしかり、 実は義姉の以前の住宅は築30年未満にもかかわらず、寝ているときにベットの上部天井で ドサッ! と音がしたので覗いてみるとスラブのコンクリートが落ちていたそうです。建築された当時は建設ラッシュで、大量の海砂が塩抜き処理が間に合わず中途半端なまま使われたみたいでコンクリートに含まれる塩分によって、鉄筋が錆び膨張しコンクリートを破壊し剥がれおちました。 怖いですよね~! 完璧なものは無いということです。ただ、沖縄でコンクリートが多いのは、台風に強いので今のところそれがベストなんでしょう!
構造体は建物の骨格なので、何を優先するのか しっかりと考えていかなければいけないですね。
先日のミーティングでの話、北海道や東北など寒い地方ではコンクリートの住宅は好まれないそうです。なぜって、寒くなると、工事の途中、コンクリートのセメントが固まる前に水が凍ってしまうそうなんです。“ あいえーなー! ” でも、 言われてみれば納得です!
今日はこれでおしまい! あらかきでした。